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第44回 脳科学から考える!「リスニング力」の伸ばし方

英語学習編その44

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

今回は 英語の4つの基礎能力のうちの1つである「リスニング」を伸ばすための脳科学から考えた効率的な学習方法 について解説していきます。

この記事は、脳を専門とされている医学博士の加藤俊徳さん著脳科学的に正しい英語学習法を参考に書いています。

 

今回の記事は、過去紹介した「脳の英語習得メカニズム」の続きになります。
まだ読んでないよという方は、先にそちらから読んでみて下さいね(^^

上記過去記事では、「人間の脳が最も大きく成長するのは赤ちゃんではなく、20〜40代の社会人である!」と言う話をしました。

今回はそんな社会人の皆さんへ向け、 「リスニング力」というものがどのように脳内で養われ、どのように鍛えていけばよいのか、具体的な話をしていきます。


今回も英語習得のメカニズムの核心に迫る 非常に興味深い話であり『時間効率良くリスニングを鍛えたい』と考えている社会人にとっては、知っておいて損はありません!

 

それでは一緒に見ていきましょう(^^

【理論】リスニング力が養われる脳内メカニズム

私たち日本人は、日本語で聞いた言葉をいちいち頭の中で文字に起こしたりせず、瞬時にその意味を理解できますよね?

ただそれが英語だとしたら、瞬時に理解するのはなかなか難しいですよね(^^;

 

これはあなたの脳内で「英語を日本語に一度訳して → ❷意味を理解する」という2段階プロセスを行っているからです。

このプロセスを経ているうちに、どんどん流れては消えていってしまう英語音声に しまいには追い付けなくなってしまいます。

よって『 ダイレクトに英語音声を英語として脳内で理解できる』ことが、リスニングで必ず達成すべきゴールだと言えます。

 

一方、リスニング力がどのように養われるかというと
耳から入ってきた音声が❶「聴覚系脳番地」で一旦情報が蓄積され →❷「理解系脳番地」へと情報が正しく伝えられ → ❸正しく処理される
という過程を繰り返していくことで次第に神経細胞の繋がりが強化され、情報が素早く・ロスなく伝わり、リスニング力が上がります。

 

日本語においては、これらが当たり前のように脳内で行われていますが、英語においては苦労しています。

これは即ち英語の神経回路が2つの脳番地間で繋がっていないことにあります。

 

よって、英語を英語のまま理解する鍵は 聴覚系と理解系の脳番地間に「英語のレール」を引いて、そのレールを整備・増強してあげることが大切です。

 

そしてそのレールは、次に説明する【教材】【手法】を使って強化していくことが脳内でのレール構築メカニズム上 効率的でおすすめです。

 

【教材】映画やYouTube、TEDトークでリスニング力を鍛えるべき理由

では次に、脳をどのように活性化して「聴覚系⇔理解系」の英語のレールを鍛えて行けば良いのでしょうか?

 

その鍵となるものは、前回記事で紹介した通り「伝達系脳番地」を活用することにあります。

伝達系番地とはコミュニケーションに関わる行動において常に使われる場所で、特徴として自分が「好きなこと」や「したいこと」を行うときに大きく成長することがわかっています。

つまり伝達系番地は自分が「楽しい!」と思えることに対しては非常に大きく発達し、その他の脳番地への神経回路をメキメキと伸ばし・強化していくことがわかっています。

上記に8つある英語に関する脳番地とその場所を示しました。「伝達系番地」とその他の番地の位置関係をよく見てください。

ここから言えることは、「伝達系」はその他全ての脳番地の真ん中に位置しています。

 

結論として  自分が楽しいと思える教材を使い、伝達系を始点として聴覚・理解系へと神経細胞=レールを伸ばして行くことが良いです。

 

教材は基本的に「楽しいと思えるものならなんでも良い」ですが、
特におすすめの教材としては以下になります(^^

「楽しく鍛える」リスニング教材とポイント
  1. 洋画・海外ドラマ: お気に入りの映画/ドラマを選んで練習できる
  2. 外国人YouTuberの動画: 無限とも言える動画ジャンルから好きなものを選べる
  3. TEDトーク: プレゼン形式で聞き取り易くビジネスにも使える

これらをおすすめする理由として、日本語字幕⇔英語字幕が自由に切り替えられることがあります。

またYouTubeとTEDトークは再生速度も自由に切り替えることができ、
更にTEDトークに関してはビジネスに関する興味深いテーマが沢山あるためキャリアアップしたい社会人の方には特におすすめします。

過去記事にて、面白いTEDトークに関して色々と紹介していますので時間のある時にチェックしてみてください(^^

学習するうえでのポイントとしては 一度日本語字幕で動画を視聴し、内容を掴んだうえで学習に取りかかる様にしましょう。

聞き取れない音・理解していない内容を闇雲に視聴したところで、音に慣れる効果は有りますが、「理解系番地」とその他番地への脳回路(英語のレール)が鍛えられませんので注意してください。

 

【手法】ディクテーションでリスニング力を鍛えるべき理由

では前述の教材を使って、リスニング力をどのような勉強手法で鍛えたらよいでしょうか?

 

答えは「ディクテーション」になります。

ディクテーションのやり方自体は過去記事で紹介していますので、まずはそちらを確認してください。

ではなぜディクテーションが良いのか?

 

理由は  ディクテーションは色々な脳番地を同時にフル活用させる勉強方法、つまり脳番地間の繋がりを最大効率で強化する手法だからです。

ディクテーションによって使われる英語脳番地を見てみると…

  • 英語の「音」を耳に入れる:聴覚系
  • 英語の「音」を文字として書く:運動系・視覚系
  • 英語の「音」を意味として理解する:理解系 

などがあります。

これに加えて、「楽しい」という感情と伝達系の脳番地まで使い、各脳番地を一斉に使うことで、脳番地間にレールが敷かれ、情報がやり取りされます。

この「同時に多くの脳番地を使う」ことが脳内に英語回路を構築するうえで最も効率が良い行為と言えます。

 

まとめ

まとめ
  • 『ダイレクトに英語音声を英語として脳内で理解できる』ことが、リスニングで必ず達成すべきゴール
  • 「伝達系脳番地」を活用して「聴覚系⇔理解系」の英語のレールを鍛えて行くことが効果的
  • 自分が楽しいと思える教材を使うことで回路がより強化される。おすすめはTEDトーク
  • ディクテーションで各脳番地をフル活用させることで脳番地間の繋がりを最大効率で強化する

如何だったでしょうか?

このブログでも何度か「五感を使って英語を習得することが大切」とお伝えしましたが、
その理由は各感覚を司る脳番地同士を活性化・リンクさせることにあったということです。

神経の繋がりを強化して自由自在に情報を引き出せるよう、意識して学習してみて下さい(^^)

 

なお、もっと脳に関する詳しい話が知りたい方は、是非、加藤博士著の「脳科学的に正しい英語学習法」を読んでみて下さいね。
↓のリンクからチェックしてみてください。


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それではまた次回の記事でお会いしましょう~


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