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第40回 脳科学から考える!英語習得メカニズムと効率的な学習法

英語学習編その40

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

今回は 脳科学から考えた 英語の習得メカニズムと効率的な学習方法 について解説していきます。

この記事は、脳を専門とされている医学博士の加藤俊徳さん著「脳科学的に正しい英語学習法」を参考に書いています。

 

皆さんは「赤ちゃんの時が一番頭が柔らかくて言葉を最も覚え易く、自分はもう年だから、英語を上達するなんて無理だ」と思ったり、人から聞いたりしたことありませんか?

実は僕も前まではそういった考え方で、英語をマスターすることは遠い夢の話だと思っていました。

 

しかし、これに対して加藤博士は「人間の脳が最も大きく成長するのは赤ちゃんではなく、20〜40代の大人である!」と説いています。

 

今回は言語習得のメカニズムの核心に迫る 非常に興味深い話であり、『時間効率良く英語をマスターしたい』と考えている社会人にとっては、知っておいて損はありません!

 

それでは一緒に見ていきましょう(^^

脳の仕組みと語学習得に適した年齢

まず初めに、脳の仕組みから簡単に解説して行きます。

 

脳は無数の神経細胞によって構成された集合体であり、人格を構成し、また生きるために無くてはならない、人間にとって最も大切な部位です。

この細胞があることで、人は考えたり、喋ったり、聞いたり、様々な事が出来ます。

ただし、脳細胞の数自体は 産まれたての赤ちゃんの時が一生の中で最も多く、その数は歳をとるに連れてどんどん減って行くことが分かっています。

 

では、やはり大人になり数が減って行くと脳の機能が衰え、言語習得にとって不利なのか?

その答えは、NOです。

 

言語学習に置いて大切なのは、脳を活性化し 成長させて行くことであり、それによって言語能力がどんどん鍛えられて行きます。

また1万人以上の脳のMRI画像データからも、20〜40代にかけて脳が飛躍的に発達することがわかっています。

 

大人の脳が子供よりも大きく増強する理由は、その環境が原因だと考えられています。

家族に守られ、多くのことに対して受け身であった子供時代から、社会に出て色々なものを自らアウトプットしていくことを常に行っているからと考えられます。

この 自律的なインプットとアウトプットの活動が、脳の神経細胞同士をより強く結び付け、機能を強化していくのです。

 

よって 激動の現代を生き抜く社会人の皆さんこそ、英語を学ぶのに適した年齢であると言えます(^^

 

8つの脳番地とは

では次に、脳をどう活性化して鍛えて行けば良いのでしょうか?

 

それを知るためには、脳のより詳しい構造を知ることが大切です。

これを知る事で、学習の効率化も計れますので是非知っておいて下さい。

 

解説していきます。

脳は1000億個以上(!)の無数の神経細胞から構成されていますが、脳にはそれぞれ異なる機能を専門に司る、ある特定の場所があり、加藤博士はそれを「脳番地」と呼んでいます。

この 「脳番地」の機能と場所とをイメージしながら、トレーニングを行うことが脳の強化を促進します

 

以下に、英語学習を行う上で必要な 8つの脳番地と その場所を示した絵を載せておきます。

では、それぞれが具体的にどういったときに活動する部位なのか、見ていきましょう。

思考

最初の脳番地は、何かを考える時に使われる部位で、脳の前方に位置しています。

英語においては、話す内容や書く内容、つまりコンテンツを考えたり、言葉の配列を考える時に活発に働きます。

感情

2つ目の脳番地は、喜怒哀楽を表現する時に使われる部位で、脳の前方下側に位置します。

英語ではスピーキングやライティングでもこの喜怒哀楽の働きがあってこそ、コミュニケーションが取れたり、想いが伝わったりします。

伝達

3つ目の脳番地は、コミュニケーションにて意思疎通を行う時全般に使われる部位で、脳の中央付近に位置します。

英語でのコミュニケーションにおいては必ず使われる、大切な脳番地です。

理解

4つ目の脳番地は、与えられた情報を理解する時に使われる部位で、脳の後方側に位置します。

英語の情報もこの番地が機能することで理解が可能となります。

運動

5つ目の脳番地は、口や手など、体を動かす時に使われる部位で、脳の頂点付近に位置します。

英語学習では、スピーキングやライティングで情報をアウトプットする際に使われる機能です。

聴覚

6つ目の脳番地は、耳で聞いたことを脳に集積させる部位で、脳の中央付近、「伝達番地」の直ぐ後ろに位置します。

英語学習では、リスニングで情報をインプットする際に使われる機能です。

視覚

7つ目の脳番地は、目で見たことを脳に集積させる部位で、脳の最後方に位置します。

英語学習では、リーディングを行ったり、会話において相手の表情やジェスチャーを見る時に機能します。

記憶

最後の脳番地は、情報を蓄積し、その情報を使いこなす部位で、脳の最下段に位置します。

英語学習では、単語や熟語、文法などのルールを覚える際に機能する重要な部位です。


これらの脳の部位を使いこなし、言語を脳に刻み込むことが英語学習に必要なことになります。

次に、脳番地を有効的に使いながら語学習得するための勉強法を見て行きましょう。

 

脳番地をフル活用した勉強法

では、脳番地をどう活用して英語を自分のものとするか?

結論から言うと「 伝達部位を中心として学習することが、最も効率が良い、上達への鉄則」になります。

 

前述の通り、伝達部位は脳の中央に位置している、コミュニケーションを行う際に必ず機能する重要な脳番地です。

なお、伝達に関しては言語を司る左脳と、イメージを司る右脳のそれぞれにあるため、
英語のコミュニケーションにおいては左脳の伝達部位が使われることを意識しましょう。

 

冒頭で説明しましたが、脳を鍛えるためにはこれら各脳番地どうしの結びつきを強くしていくことが大切になります。

よって、脳の中央に位置する「伝達部位」を中心として活用し、各番地との結びつきを強化していくことが最も効果的と言えるのです。

 

この考え方を利用すると、 英語習得に最も効果的な学習方法はすなわち「英会話によるコミュニケーションになります。

 

では具体的にどういった点に注意を払い英会話をすれば良いのか、見て行きましょう。

脳を鍛える英語学習法

STEP.1
相手の話を「聞いて」理解する
【聴覚系→理解系】を強化する
STEP.2
下記の点に注意しながら「話す」
・表現力豊かに話す 【感情系→伝達系→運動系】
・正しい文法で話す 【思考系→伝達系→運動系】
・論理的に話す   【理解系→伝達系→運動系】
・発音を上手くしようとしながら話す 【理解系→伝達系→運動系】
STEP.3
発音した後、もっと上手くしようとしながら繰り返し「話す」
【聴覚系→理解系→伝達系→運動系】を強化する

 

このように、「話す」ことを中心に据えることで伝達系が常に使われ、この番地を中心に各脳番地との繋がりが強化されていくことになります。

やはり、言語を自分の血肉とするためには話すことによるコミュニケーションが効率の良い方法だと言えますが、特に 感情を使ったり、ロジカルに、正しい発音や文法を意識して話す」ことが最も効率の良いアクションであると言えるでしょう。

 

まとめ

まとめ
  • 人間の脳が最も大きく成長するのは赤ちゃんではなく、20〜40代の大人である
  • 自律的なインプットとアウトプットの活動、つまり会話が脳の神経同士がより強く結び付け、機能を強化する
  • 脳にはそれぞれ異なる機能を専門に司る、8つの「脳番地」がある
  • 伝達系の脳番地を中心に各脳番地との連携を強化することを意識して学習することが最も効率的

如何だったでしょうか?

良く筋トレでは「鍛えている部位を意識しながらトレーニングしろ」と言われますが、脳の使った言語習得においてもこの考え方は同じです。

神経の繋がりを強化して自由自在に情報を引き出せるよう、意識して学習してみて下さい(^^)

 

なお、もっと脳に関する詳しい話が知りたい方は、是非、加藤博士著の「脳科学的に正しい英語学習法」を読んでみて下さいね。
↓のリンクからチェックしてみてください。


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それではまた次回の記事でお会いしましょう~


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