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第30回 おすすめTEDトーク⑥「企業が破綻する2つの理由と免れる4つの方法」

英語学習編その30

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

前回の記事では、おすすめTEDトーク「快適さが人をダメにする理由」についてご紹介しました。

今回も引き続き、英語学習におすすめの無料教材であるTEDトークの中から、社会人の皆さんにとって興味深いテーマのプレゼンを1本ご紹介します。

内容は企業が破綻する2つの理由と、それを免れる4つの方法についてです。

 

このトークは経営者だけでなく、管理職以下のサラリーマンや、個人事業をされている方も聞いておいて損はありません。
なぜなら、この考え方は個人の働き方にも当てはまるからです。

企業というものは持続的に成長し続けなければ価値は陳腐化し、いつしか倒産に陥ってしまいます。

今回のトークでは、企業が衰退に向かってしまう要因を2つ挙げ、それを免れるための教訓を私たちに教えてくれています。

 

今回も知っておくと日々の仕事に対する向き合い方が変わる面白いテーマですので、是非ディクテーションやシャドーイングの教材として取り組んでみて下さい(^^)


それではさっそく、学習を始めてみましょう(^^

おすすめのTEDトーク⑥ 「企業が破綻する2つの理由と免れる4つの方法」

今回のおすすめトークはKnut Haanaes(クヌート・ハーナス)さんによる「Two Reasons Companies Fail – And How to Avoid Them : 企業が破綻する2つの理由とそれを避ける方法」です。

トークは「企業が陥ってしまう2つのケースと、それを回避するための4つの教訓」についての講義です。

 

それでは早速いつも通りに ①日本語字幕あり → ②英語字幕あり で再生し内容を理解したうえで、③字幕なしでディクテーションやシャドーイングをトライしてみてください。

英語学習教材としてのおすすめ度

Two Reasons Companies Fail - And How to Avoid Themの評価
音の明瞭さ
(4.0)
音のスピード
(4.5)
語彙のレベル
(3.5)
テーマの面白さ
(4.0)
総合評価
(4.0)

※点数が高い方がカンタンまたは良い|低い方が難しいまたは良くない
という意味です。

Haanaesさんのトークは、ゆっくり かつ はっきりとした言葉で聞き取り易い部類かと思います。
またビジネストピックでありながらそれほど難しい単語を使っていませんので、ディクテーションやシャドーイングは比較的行えるでしょう(^^

サラリーマンの方は、社長や経営陣がどんなことを考え事業戦略を決めているか、このトークから観点を知ることができるため興味深いテーマでしょう。

今回も、英語学習とビジネスの勉強、一石二鳥の効果を狙って学習にトライしてみて下さい!

トーク内容:企業が破綻する2つの理由と免れる4つの方法

企業が破綻する2つの理由

 

Haanaesさんによると企業が陥り破綻してしまう原因は次の2つに分かれると言います。

理由1:深化の欠如 less Exploitation

1つ目の理由は「深化」の欠如。

深化とは獲得済みの知識を使って、それに磨きをかけることです。

例としては、

  • 鉄道が定時通りに進行できるような仕組みを作ること
  • 品質の良い製品を、早く安く多く製造すること

などがあり、つまり既存の物をより深く改善していくことです。

これを怠れば、当然企業は競合他社にいつしか追い抜かれ衰退してしまいます。

ただし、この深化だけに頼っていても、うまく行かないとHaanaesさんは言います。

理由2:探索の欠如 less Exploration

もう1つ必要な要素が「探索」であり、この探索が欠如することでも企業を衰退させる理由になります。

探索とは常に新しいことを追い求め、革新的な物を作り上げることです。

ただし探索は時間が掛かり、その先に答えがあるとは限らないため、必ずしも上手く行くものでは無く、リスクが伴います。

よって探索だけ行っていても、答えを見つけるまでの間、食いつないでいくことは出来ないのです。

 

ではどうしたら良いか?

答えは「長期視点では探索を求めつつ、短期においては深化することに専念する」ことが出来れば良いということになります。

ただし、現代では深化と探索をどちらも出来ている企業は 全体のたった2%ほどになってしまうほど難しいことだと言います。

なぜ難しいのかというと次のケースがあります。

  • 新しいことを発見しても追及せずに、次の探索を始めてしまう。
  • 成功体験に捕らわれ、やり方に固執し深化できない。

 

破綻を免れるための4つの方法

 

企業が陥る2つのケースは分かりました。
それでは、破綻を逃れるために企業が取り組むべきことはどんなものがあるでしょうか?

過去の失敗例から4つが教訓として挙げられます。

第1の教訓:危機の先取り

1つ目は「危機の先取り」、つまり現状成功していたとしても危機感を持ち、新事業へ投資をして将来への種を蒔くことです。

製造業であれば研究開発費にお金を掛け、次のイノベーションサイクルを制すべく努力している企業がこれにあたります。

第2の教訓:複数期間での戦略

2つ目は「複数の期間を基準にして戦略を立てる」ことです。

探索の成果=イノベーションは時間が掛かるものです。

それを見越して短期的な視点に加えて長い視点をいくつも持ち、これらを並行して事業を進めることです。

第3の教訓:才能の発掘

3つ目は「才能の発掘」です。

企業経営はチームで行うスポーツのようなものだとHaanaesさんは言い、企業内でイノベーションを巻き起こす風土=チャレンジ精神を促進することが必要だと言います。

そのために、偉大な企業とは冒険する余裕の有る会社であり、優秀な経営陣とは建設的な冒険を促進する人達のことを指します。

第4の教訓:成功を疑う

最後は「成功を疑う」ことです。

例え、一時の成功を手にしたとしても、その結果に酔いしれることなく、改善すべきところはなかったか?次に活かす手段は何か?を常に自問できるべきです。

 

まとめ

最後に、いままでの話を整理しましょう。

この考え方は個人にも当てはまります。

日々の業務の中でルーチン化されたタスクのみを行っているひとは、「深化」「探索」のどちらも出来ていません。

より効率的に仕事を行う(深化)ことを考え、同時に未知の業務・分野にチャレンジ(探索)することでのみ持続的に成長できます。

あとは、現状に満足せず、常に危機感を持って自分を変えつづける覚悟を持つことが、きっと成功や日々の暮らしの満足感へと繋がっていくことでしょう!


今回の記事のように、TEDトークには非常に面白いプレゼンが沢山あります。

皆さんも興味のある色々な分野から、ディクテーションやシャドーイングの題材としたいトークを見つけ出してみてください。

またTEDトークに関する書籍も色々出ています。是非チェックしてみてください!

TED驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則 / 原タイトル:TALK LIKE TED[本/雑誌] / カーマイン・ガロ/著 土方奈美/訳

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今後も社会人の皆さんに一日一記事、役立つ情報をお届けしたいと思いますのでシェア・お気に入り登録して頂けますと嬉しいです(^^)

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

 


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