ブログランキング「ビジネス英語」部門3位! (9/8現在)

第11回 ディクテーションやシャドーイングに役立つ英語の音のルール

英語学習編その11

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

過去の記事で、ディクテーションやシャドーイングを取り入れることで英語の音を頭にインストールさせリスニング能力を向上させることができることについて紹介しました。

まだ読んでない方は先にこちらから読んでみてくださいね(^^

・英語学習編その6 ~ディクテーションによる音のインストール~

・英語学習編その7 ~シャドーイングで英語の反射神経を鍛える~

 

さて今回の記事では、ディクテーションやシャドーイングで行う リスニングの効果を最大限にするための「音の変化ルール」について解説したいと思います。

 

特にディクテーションを取り組み始めた段階では、何度繰り返して音声を聴いても全く聞き取れない文章があると思います。

またシャドーイングを行う際も、カタカナ英語の発音方法ではネイティブのナチュラルスピードには全く着いて行けず舌が絡まってしまうしょう。

 

これはネイティブが早く喋るために、ある音の法則が会話の中で自然に使われているからです。

 

ただし!英語の発音ルールを知れば、取り組み易くなり、その後の勉強がより効率的なものになります。

今回は変化のルールでも、知っておくべき3つの法則についてご紹介します。

 

それではいってみましょう。

音の変化に関する3つのルール

ルール❶ ~音の連結:リンキング~

最初のルールは「音の連結」です。これが起きる条件は1つだけです。

「音の連結」のルール

単語が連続しているとき、前の単語が子音で終わり 次の単語が母音で始まるとき 単語が連結(リンク)する。

具体的な例としては以下のようなものがあります。

「音の連結」の例

・Turn out. (ターン アウト)→ Turnout(ターナウト)
・Take it easy.(テイク イット イージー) → Takeiteasy(テイケテージー)
・He is on an airplane.(ヒー イズ オン ア エアプレーン)→ Heisonanairplane(ヒズオナネアプレーン)

最期の例はちょっと言いずらいですが、子音→母音の法則が当てはまる限りリンキングは必ず起こります。

 

なぜこの法則があるのか、一言でいうと母音をはっきりと喋ると会話の高速化が阻害されるからです。

また、基本的に冠詞や前置詞など、補助的な役割を持つ言葉(=機能語)も速く喋りたいのです。

この法則で音を連結させることによって、発音スピードが高速化されます。

 

ルール❷ ~音の脱落:リダクション~

次に紹介するのも大切で、「音の脱落」と呼ばれています。

脱落するときの条件は次の通りです。

「音の脱落」のルール

破裂音(t,d,b,p,k,g,sh,thなど)が単語の最初や最期にある場合、この破裂が消える。

脱落の例を見てみましょう。

「音の脱落」の例

・skip pages (スキッ ペイジーズ)→ skipages(スキッペイジーズ)
・What did you get(ワッ ディ ユー ゲット)→ Whadiyou ge(ワッ ディユー ゲッ)
・It’s her apple(イッツ ー アップル)→It’ser apple(イッツァアップル)
・find them(ファインド ム)→findem(ファインデム)

細かい例外はありますが、基本的に破裂音は省かれる傾向があります。

例文の左側をはっきり喋ってもらうとわかると思いますが速く話そうとすると、これら破裂音は邪魔なのです。

 

ルール❸ ~音の弱化:フラッピング~

最期は、音の弱化と呼ばれる法則です。

ルール❶と❷の間のルールといった感じでしょうか。音が弱く濁るときの条件は次の通りです。

「音の連結」のルール

文中の機能語の母音や、単語のアクセント以外で使われる母音は弱く発音される。

濁化の例を見てみましょう。

「音の弱化」の例

It’s kind of him to send it to them(太字が機能語の母音)  ←機能語の母音は弱く発音する
・photography(太字がアクセント以外の母音) ←アクセント以外の母音は弱く発音する

 

これら3つの音の変化のルールの根源には速く喋るための音の最適化というアイデアがあります。

 

僕の英語勉強法のモットーは、「大局を掴み、アウトプットとインプットを重ね自分の血肉とすることが最も効率が良い」ことなので、これら習性・基本的な考え方を知ったうえで、ディクテーションやシャドーイングを重ね、パターンをどんどん自分の中に取り込んで言って下さいね(^^

まとめ

この記事のまとめ
  • 音の変化には3つのルールがある。❶連結、❷脱落、❸弱化
  • 基本的な考え方は「速く話すこと」であり、ほとんどの場合、母音や破裂音が省略される。
  • 基本ルールを掴んだうえで、ディクテーションとシャドーイングを行い、パターンを手の内化する。

なお、もっと英語の音(フォニックス)について知りたい!という人には フォニックストレーニングBOOK(明日香出版社)」がおすすめです。

ある程度初心者向けの本にはなりますが、フォニックスとは何かを詳しく解説しているうえ、発音練習を効率良く行える構成となっていますので、音の変化の習得には最適ですので是非チェックしてみて下さい(^^


 

この記事が良かったり要望がありましたら、是非コメントお願いします!

今後も社会人の皆さんに一日一記事、役立つ情報をお届けしたいと思いますのでシェア・お気に入り登録して頂けますと嬉しいです(^^)

それではまた次回の記事でお会いしましょう~

 


ブログランキング参加中です。クリックして応援して頂けると非常に励みになります。また、そのほかの素晴らしい英語ブログも沢山ありますので是非覗いてみてくださいね(^^
↓↓↓


英語ランキング

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です