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この記事のはじめに
[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]前回の記事では英語をアウトプットする(話す・書く)ために最低限必要な英語回路を構築する「瞬間英作文トレーニング」についてご紹介しました。
今回は、英語学習において 初期段階から取り組むべき効果的な勉強方法である「ディクテーション」の具体的取り組み方について簡単にご紹介します。
★この記事の位置付け↓
この記事を読んで実践いただくことで、英語の音→文字への変換ができ、英語をリスニング能力が格段に向上するはずです。
少し地味な作業ですがとっても大事な学習方法なので頑張ってみてください。
それではいってみましょう。
ディクテーションとは?
「ディクテーション」とは「聞こえてくる英語をそのまま文字に起こす」ことです。
このとき文字は見ず、音だけを頼りに、聞こえてきた通りに書くことがポイントです。
単純な作業に聞こえますが、やってみるとかなり難しく、時間の掛かる勉強法です(^^;
ただその反面、多くの成果を得られる方法でもあります!
この方法によって得られることは構文やスペリングを学べるという効果も当然ありますが、最大の効果は英語の音(イントネーションやスピードなど)を脳にインストールでき、音→文字化が可能となることです。
ディクテーションによって音をインストールできることで英語の4つの能力(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)全てに効果を発揮しますので早めにこの勉強方法に取り組むことで、その他の学習において効果がブーストします。
また、次回の記事でご紹介しますが「シャドーイング」という強力な音読勉強法にも繋がりますので、まずはこの記事で「ディクテーション」に取り組み、英語の音を自分にインストールましょう。
ディクテーションのやり方
どんなものを題材にすべきか?
ディクテーションの題材は映画・YouTubeなど字幕付きの映像なら何でも良いですが
1本の映像につき多くの時間が掛かるため、とにかく「自分が面白いと思うもの、好きなもの」を選ぶことをお勧めします。
また
「英語字幕と日本語字幕が自由に切り替えられること」
「再生スピードを変えられること」
など動画選びのポイントもありますが、また別の記事で詳しくご紹介したいと思います。
ディクテーションおすすめの題材「What I learned from 100 days of rejection」by Jia Jiang
特にこの動画でやろう!というのが直ぐに見つからない場合は、僕もディクテーションの題材として過去活用したお気に入りのTEDトークをトライしてみて下さい(^^
このTEDトークは、Jia Jiangさんというアメリカに住む中国人が「自分に自信を付けるために、敢えて他人に拒絶される質問や提案をすることで多くの気づきを得られた」という話なのですが、とにかく話のテンポが良く、内容も滅茶苦茶笑えて、何より僕らにも気づきを与えてれる素晴らしい動画です。
彼はネイティブではありませんが、発音もネイティブさながらで、中国生まれのアジア人が本気になればこのレベルにまで成れるんだ と考えると、個人的には凄い励みになる動画でもあり、発音・プレゼンの見本として今でも繰り返し視聴しています。
ディクテーションの流れ
という順番で進めて下さい。
最初は内容を理解するために、日本語字幕付きで数回再生し
内容が理解できたら英語字幕付きで数回再生して下さい。
最近はYouTubeの海外の動画でも日本語字幕や英語字幕が表示できるものが増えてきました。
また、TEDトークのサイトにあるプレゼン動画も日英字幕がついており、ディクテーション素材として最適です。
STEP.1&2を終えたら、字幕をオフにして いよいよ実際にディクテーションして行きます。
このとき、英語を聴き、聞こえたことを紙に書いていきます。
出来れば手書きでディクテーションすることで記憶に残りやすくなりますが、結構疲れます(笑
時間効率を重視する場合、タイピングしていっても構わないと思います。タイピングでログを残していくことで後から復習もやり易いし達成感も感じられますしね(^^
ディクテーションのヒント
目的・効果を意識して取り組む
繰り返し聞きながら少しずつ文字を書いていくことは根気のいる作業ですが、「自分が聞こえた音と実際の音に擦り合わせていく作業」自体が音のインストールであるということを意識してください。
英語の音が自分のものになれば段々と高速化されて行きます。
また、文章を書くとき同時に声に出すことも有効です(^^
多少のミスは気にしないこと
ディクテーションするときは多少のスペリングミスは気にしないようにしましょう。
成長に伴いスペリングもだんだんと覚えていくので。
構文を意識して書くこと
また構文を意識しながら文章を書いていくと良いでしょう。
構文が理解できてくるようになると、次にどんな品詞が来るか予想出来るようになり、段々とディクテーションのスピードが上がってきます。
難しすぎると感じたら速度を落としてみる
最初は早すぎて何を喋っているか理解出来ないと思いますが、頑張って繰り返し再生しながら少しずつ書き進めて下さい。
時間があるならずっと英語字幕オンで最初はやってみても良いかも知れません。但しただの写経では殆ど意味がありませんので構文、単語、発音を意識しながらやるようにして下さい。
まとめ
- 「ディクテーション」とは「聞こえてくる英語をそのまま文字に起こす」こと
- ディクテーションによって音をインストールでき、その他の学習においても効果が有るので早めに取り組むのが良い
- ディクテーションの題材は「自分が面白いと思うもの、好きなもの」を選ぶことが大切
如何だったでしょうか?
ディクテーションは脳みそをフル回転させて取り組む勉強方法なので最初はかなり疲れると思います。
ただし筋トレと同じで、その負荷こそが英語上達へ必要なものだと言えます。
逆に言えば簡単・楽ちんな勉強法は存在せず、負荷なしには一生英語が話せるようにはならないでしょう。
これまで紹介してきた「語彙の強化」、「瞬間英作文」、「ディクテーション」のどれにおいても、五感を駆使して、見る、喋る、聴く、書く、ことで脳へ学習体験を強く刻んでいくことが言語を自分のものにしていく近道であると思います。
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