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この記事のはじめに
[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]今回はエンジニアを代表とする 理系出身の技術者が、いま英語を学ぶべき本当の理由 と 理解しておくべき3つの疑問 について解説したいと思います。
昨今、インターネットの爆発的な普及によって、ビジネス活動のボーダーレス化が急速に進んでいます。
それによって、たとえ純日本企業であっても「日本人とだけ・日本国内でだけ」では仕事を完結させることは不可能になってきています。
更に加えて、近年になり「年功序列制度」や「終身雇用制度」の崩壊が宣言され、今後の活路を海外に見出す人もどんどん増えてきた印象です。
このような激変かつ見通しの立たない時代において
私たち技術者が 英語を学ぶべき【理由】を今回改めて認識すると共に
英語という名の武器を手に取って いざ海外で戦う際に 抱くであろう【3つの疑問】について説明していきます。
今回は具体的な勉強法についての記事ではなく「なぜ英語を勉強するのか?」という目的の話になります。
ただ、学習の意義を認識することは非常に大切ですので、社会人の皆さんには是非最後まで、読んで頂きたい内容です。
早速、見ていきましょう!
技術者が英語を学ぶべき たった1つの理由
まず最初に、私たち技術者が英語を学ばなければならない理由とは何でしょうか?
その答えはたった1つ、「 グローバル語という武器を手に入れ、将来の働き方の選択肢を広げるため」です。
外国語が出来ないことは、つまり自分の可能性を日本に縛りつけることになります。
そして、それはエンジニアのように「売るべき技術」を持つ者にとって 非常に不利であるということを同時に意味します。
なぜ不利なのか?
それは、可能性は日本よりも世界全体で見た方が何十倍も多く広がっているからです。
近年閉塞感が次第に蔓延している日本において
「日本国内だけを向いて、今後一生満足のいく所得を安定して得続けることができるという確証なんて無い」
と、薄々感じている人もいると思います。
私自身、日本の大手メーカーに勤める会社員ですが、英語無しにはどんどん仕事が成り立たなくなってきています。
私は純粋な設計者ですが、アジア・ヨーロッパ・北米など、さまざまな地域の部署の人たちと日々ミーティングや電話会議を英語で行っています。
それにも関わらず、正直なところ未だに満足に英語を話せない社員は圧倒的に多く、
英語が話せず日本語に固執する日本人と、それに苛立つ外国人との ぎこちないコミュニケーションを目の当たりにするたび
「会社のため、自分のために、せめて自分だけでも英語を頑張ろう」と日々心に誓っています。
私が勤める会社のように、
ビジネスで英語が必須となってきている現代においては
「英語が話せない」ことは武器を何も持たずに戦場に立つことを意味します。
こういった状況を続けていては、会社の競争力はますます失われて行きますし、
個人にとっても萎縮し・保守的になっていき、次第に将来の働く選択肢を失っていきます。
選択肢を失うことは、会社に縛られ、給料も縛られることになります。
今の会社が傾いたとしても一緒に沈むしかない、というのは現代において非常に大きなリスクです。
それどころか、今の空気感では日本全体がかつての様に経済的に安全な場所であり続けるという保証もないので
今を生き抜く 全てのビジネスマンは、国や会社がどうなったとしても、 どこででも生きて抜くための手段=武器を持たなねばならないということです。
逆に、英語という武器をもつことのメリットは計り知れません。
海外に住み、働くまで実際に行かずとも、働く先の選択肢がある というだけで人は前向きになれ、結果として会社での成果やプレゼンスも上がってきます。
また、いざとなれば外資系の日本企業への転職もでき、同業種だとしても同じ純日本企業とは状況は違うはずです。
日本にいながらも、次に切れるカードが大きく増えることにつながるため、武器を持つことは精神的な余裕も持てる、有効な手段であると言えます。
英語にまつわる3つの疑問
英語が使えないことは技術者にとって将来の選択肢を狭めることに繋がりますが、
いざ武器を手に取って戦う前に、是非理解すべき【3つの疑問】について、次に説明しておきたいと思います。
1. なぜ 英語か?
グローバルにビジネスを始めようとした場合、これからは「何語を話せれば」一番市場価値が高い人材となれるのでしょうか?
答えは、中国語でもドイツ語でもなく、「英語だけ」話せれば 問題ありません。
英語は今や誰もが疑いようのない、最も市場価値がある言語であるがゆえに、アジアやヨーロッパにおいても英語学習ブームが巻き起こり、急速に話せる若者が増えています。
私はイタリアに数年間 駐在していましたが、英語が話せない20~30代のイタリア人の同僚は誰一人としていませんでした。
イタリアにおいて、かつてはフランス語の習得が盛んだったと言いますが、EU域内で日々人が行きかう大陸諸国においては、「市民権を得ている、グローバル言語の英語を話せなければ、生きていけない」という危機感を彼らから強く感じました。
これはアジアにおいても同じで、中国人・韓国人・ベトナム人の同僚が多くいますが、誰一人英語が話せない人はいません。
話すことに対して苦手意識を持っているのは日本人だけという状況です。
このようにビジネスを行う上では「英語だけ」話せればOKであり、英語ノンネイティブの外国人にとって話せないことは死活問題なので、我々も迷わず英語だけに全力投球すべきです。
更に付け加えると、今後も、国際語としての英語の地位は一生揺るぎません。
そもそも英語が爆発的に使われるようになったのは、第2次世界大戦を勝利したアメリカの公用語が英語だったからです。
これにより、それまで広められていたドイツ語・フランス語・スペイン語にとって代わり、世界を席巻しました。
加えてマイクロソフトやグーグル、アップル等がもたらしたインターネットが私たちの周りにいつのまにか張り巡らされたことで、その地位は不動のものとなりました。
現在インターネットに蓄積されている情報の7割以上が英語で書かれているため、それらの情報に触れられないということは如何に狭い世界で生きることになるか、想像できてしまいます。
2. なぜ 日本人は英語を喋れないのか?
先程の例にもあったように、私たち日本人は英語の取得になぜこれほどまでに苦労するのでしょうか?
答えは「 過去、必要に迫られなかったから」です。
日本は海に囲まれた島国であり、高度経済成長期においては、国内で勤勉に働き、良い製品を効率良く作り、輸出していれば儲けられた時代がありました。
つまり殆どの日本人にとって、英語なんて定型文章が読めて書ければ、深いコミュニケーション力が無くとも、ビジネスが出来た時代があったのです。
そして、読み書きに偏った教育の影響も加わった結果、いまだにそこから抜け出せていないことが最大の原因です。
これからのビジネスはかつてのように高品質なものを効率良く作るだけでは成り立ちません。
深く価値観を知り、創造性を高める、つまり 世界中の人とコミュニケーションを深めるための武器、それが日本の技術者に求められる本当の英語スキルです。
3. 外で働くことはリスクではないか?
最後にダメ押しになりますが、海外で働くリスクについても触れておきます。
皆さんのイメージにある通り、海外の企業においては、終身雇用制はなく、成果主義がベースになっています。
私が駐在したイタリアの現地法人でも、イタリア人は多く働いていましたが、スキルアップ目的や能力不足などの問題もあり、ローカル社員が入れ替わり立ち代わり といった状態でした。
この言葉を聞くと、いきなり現地企業で働くことに不安を抱きつい尻込みをしてしまいがちですよね。
ただし、前述の通り 日本においても終身雇用制度が終わりを告げられ、従来の産業のありかたを続けていては更に遅れを取らざるを得ないことが明白です。
労働市場の流動性が低い日本とっては、会社が無くなってしまったら、同じ業界で仕事を見つけるのが難しい状況が続いています。
ヨーロッパ地域では、仲間のつてをたどり次の職を見つけやすい風土がたしかに有りました。
クビにされるリスクは伴うが転職をキャリアアップとして捉える風土があるのと 万が一職を失うと次を見つけやすい風土であるのと、 どちらが良いかは人それぞれだと思います。
つまりリスクの点では長期的に見て、日本で働くのも海外で働くのも同じであり、程度問題です。
このように日本と海外のそれぞれをとりまく状況を比較して見ると、必ずしもどちらが良いとは言えません。
ただし、 大切なのは、どちらで働くか、それを選ぶ力を持つということです。
それによって、あなたを前向きにさせ、会社に依存せず、更に良い成果を会社と自身にもたらせることでしょう。
まとめ
- 技術者が英語を学ばなければならない理由は、武器を手に入れ、将来の働き方の選択肢を広げるため
- ビジネスにおいては、中国語でもドイツ語でもなく「英語だけ」話せれば 問題ない
- 日本人が英語を喋れないのは「過去、必要に迫られなかったから」だが、これからは「コミュニケーションスキル」としての英語力が求められる
- 日本と海外のどちらで働くのが良いかは個人捉え方次第。ただし、大切なのはどちらで働くか、それを選ぶ力を持つということ
如何だったでしょうか?
今回の内容は少し尻込みしてしまう記事だったかもしれません。
しかし、私たちが成長する上で最も必要なのは、生きるための目的をしっかりと見据えることです。
会社に使われない、会社と共に沈まないための「武器」を手にして選択肢を増やすため、今一度 英語と向き合ってみてはいかがでしょうか?
技術者が英語も含めてどのようにキャリアを考えたら良いか?という問題については竹内健氏著「10年後、生き残る理系の条件」という本が参考になります。
↓から、是非チェックしてみてください。
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